大人気の100かいだてのいえシリーズ、縦にページをめくるのが斬新な絵本です。
タイトル通り、絵本の中には100個の部屋があり、見開きで縦に10部屋ずつ眺めることができます。
ひと部屋ひと部屋細かく描かれているので、2回、3回見返すたびに新しい発見があり長く楽しめる作品ですよ。
対象年齢は3歳~、ひらがなとカタカナのみで書かれているので4歳からの読みの練習にも。
小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙ランキングベスト100に3回も選ばれているので、小学校低学年のお子さんにもおすすめです。
今回は100かいだてシリーズの人気ランキングとおすすめをご紹介していきます。
どの作品を買うか迷ったときに参考にしてくださいね。
100かいだてシリーズ
作:いわい としお 出版社:偕成社
作品一覧(歴代順)
100だてシリーズ絵本のシリーズ一覧です。
2021年時点で全5作品、累計365万部を突破する大人気、ロングセラー作品です。
- 100かいだてのいえ(2008年5月)
- ちかの100かいだてのいえ(2009年10月)
- うみの100かいだてのいえ(2014年6月)
- そらの100かいだてのいえ(2017年8月)
- もりの100かいだてのいえ(2021年5月)
人気ランキング
Amazon.co.jp、絵本ナビの人気順・評価を参考に、人気ランキングにしてみました!
第1位 100かいだてのいえ
約10年でミリオンセラーを達成した記念すべき第1作目の作品です。
あらすじ
主人公のトチくんは、ある日手紙をもらいます。
100かいだてのいえの最上階に住んでいるという手紙の主に会うために、トチくんは最上階を目指します。
そこには10階ごとに様々な動物が住んでいて…
各部屋で動物たちは様々な暮らしぶりを見せてくれます。
動物たちそれぞれのキッチンやお風呂、遊び場、子育て風景を垣間見るのはとても楽しいです。
第2位 うみの100かいだてのいえ
海の生き物が好きならこちらの作品がおすすめ!
あらすじ
船の上で女の子がカモメにエサをやろうとしていたら、大事に抱えていた着せ替え人形を落としてしまいます。
お人形はゆっくり海底へと落ちていってしまいます。
お人形は無事に女の子のもとに戻ることができるのでしょうか…?
サンゴや海藻など海のモチーフがぎっしり描かれ、読むたびに新しい発見があります。
深海生物や圧巻のラストシーンも必見です!
第3位 もりの100かいだてのいえ
待望の最新作が4年ぶりに発売されました(2021年)。
今回は森の動物たちと、様々な楽器も登場するので、二度おいしい内容となっています!
あらすじ
ある日、音楽が大好きな女の子がハープの練習をしていると、花の中から音が聞こえてきました。
花は森の奥へと続いています。それを辿ってみるとそこには100階建ての家があって…
森の動物たちが楽器を作ったり、練習したりしているところを覗くことができますよ。
ラストシーンはみんなで素敵な演奏会です。
第4位 ちかの100かいだてのいえ
地下の100階建ての家は、地下へ100個の部屋が続いています。
そのため、B1、B2…と続いていきますよ!
あらすじ
ある日、お風呂好きのクウちゃんがお風呂に入っていると、誰かの声が聞こえてきました。
火山のふもとで催されるパーティーへの招待です。
クウちゃんは早速パーティーへと向かいますが…?
地下に住む生き物たちは、思い思いの地下の生活を楽しんでいます。
地下深くに行くにつれてだんだんと様子が変わってくるのものもまたみどころの一つです!
第5位 そらの100かいだてのいえ
こちらの作品は雨、風、雲といった身近なものから、オーロラなどの見たことのない気象現象まで登場します。
あらすじ
寒い寒い雪の日、くいしんぼうのシジュウカラ(鳥)ツピくんはヒマワリの種を見つけました。
この種を育てればもっとたくさんの種を食べることができると考えたツピくんは、種を育てることにします。
そこへ「くものなかへいってごらん」という声が聞こえてきて…
植物はどのように芽を出すのか?が簡単にではありますが、わかるストーリーになっています。
理科の知識に触れることができるので、理系へのはじめの入り口としても良いかもしれませんね。
趣味や出てくる生き物で選ぶ
正直、100かいだてのいえシリーズの中で、どの作品を選ぶかは好みが別れると思います。
お子さんの趣味と近い趣味を持った主人公の作品や、好きな生き物を選ぶと、親近感が湧いて物語がより一層楽しめますよ!
もちろん、興味を持ってもらいたい本を選ぶのも良いですね。
主人公のプロフィールと出てくる動物たちを簡単に紹介します。
100かいだてのいえ
- 主人公…星を見るのが大好きな男の子
- ストーリー…100階に住む手紙の主に会いに行く
- 出てくる生き物…虫や鳥、動物など様々
ちかの100かいだてのいえ
- 主人公…お風呂が大好きな女の子
- ストーリー…地下100階で開催されるパーティーへ
- 出てくる生き物…土に住む動物や虫が中心だがそうでない動物も
うみの100かいだてのいえ
- 主人公…おしゃれをした着せ替え人形
- ストーリー…落とし物を探しながら海底へと沈んでいく
- 出てくる生き物…海の生き物、深海生物も
そらの100かいだてのいえ
- 主人公…お腹をすかせたシジュウカラ(鳥)
- ストーリー…雪の声に誘われて、種を育てるために空へ
- 出てくるもの…様々な気象現象など
もりの100かいだてのいえ
- 主人公…音楽が大好きな女の子
- 目的…音が出る花を辿って行くと100階建ての家へ辿り着く
- 出てくる生き物…森にすむ動物や虫、鳥が中心。様々な楽器も登場。
まとめて購入、ギフトにも
100かいだてのいえはまとめて購入することも可能です。
特別仕様の箱入りなのでプレゼント・ギフトにおすすめです。
お子さん、お孫さんへのバースデーやクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?
- ギフトボックス100かいだてのいえ(4冊セット)
- ギフトボックス 100かいだてのいえ (3冊セット)
- 100かいだてのいえ・ちか100かいだてのいえギフトセット(2冊セット)
ミニブック、ギフトあり
100かいだてのいえはミニバージョンも発売されています。
お出かけ用や持ち歩き用、車に置いておく用などいろいろ使えます。
ボードブック仕様なので赤ちゃんにもおすすめ。
値段も手ごろで複数セットの場合は、可愛い専用ボックスに入ってくるのでプレゼントにも適しています。
- ギフトボックス100かいだてのいえミニ(5冊セット)
- ギフトボックス100かいだてのいえミニ(4冊セット)
- ギフトボックス 100かいだてのいえミニ(3冊セット)
ビックブック
その名のとおり大きな本!116cmもの高さがあるので、幼稚園児の身長以上ありますね。
とにかく迫力満点!読み聞かせに最適なサイズなので、図書館のイベントや保育園・幼稚園で活躍しそうです!
パズル
100かいだてのいえファンにはパズルもおすすめ!
通常・ちか・うみのシリーズが組み合わさったバラエティ版のパズルは、感動のあのラストシーンが絵柄になっていますよ!
ピース数が少ないのではじめてのパズルにいかがでしょうか?
すうじかるた
100かいだてのいえの世界観がそのままカルタになりました!
普通のカルタとして数字や絵で取るだけでなく、様々なゲームを楽しむことができます。
1~100まで順にカルタを並べるだけでも楽しいですし、数の大小もわかるようになっていきますよ。
何度も数字に触れ合うので、あっという間に1~100まで覚えられるようになりそうですね。
数字エレベーター
- カードを人数分全て配ります。
- 一人ずつカードを出していきますが、前の人よりも大きい数しかだせません。(エレベーターは上へ)
- 出せなくなったらパスします。これまでに出されたカードは全て捨て場へ。
- 最後まで残った人からまた一からスタートし、一人ずつカードを出していきますが、今度は前の人よりも小さい数しか出せません。(エレベーターは下へ)
- これを繰り返し、1番早くカードが全てなくなった人の勝ちです。
どれが大きい?
- カードを全て裏を向けて並べます。
- 1人1枚カードを表にします。
- 最も数の大きい人が勝ちです。表になっているカードを全てもらえます。
- これを繰り返し、1番手札の多い人が勝ちです。
動物の家を建てよう
- 自分の好きな動物を1つ選び10枚集めます。
- 皆から集めたカードをシャッフルし裏向きに全て並べます。
- 1人1枚ずつカードを表にしていきます。
- 自分の選んだ動物のカードだったら、カードをもらい、もう一度カードを引くことができます。
- 自分の選んだ動物のカードではなかったらカードを元に戻し次の人に交代です。
- これを繰り返し、一番早く10枚カードをそろえた人の勝ちです。
動物絵合わせ
神経衰弱のようなゲームです。
- カードを裏向きにして並べます。
- 1人ずつ2枚カードを引いていきます。
- 同じ動物のカードだったら、そのカードをもらい、もう一度挑戦します。
- 動物が揃わなかったら次の人に交代しましょう。
- これを繰り返し、最もカードの多い人が勝ちです。
おわりに
いかがでしたか?大人気の100だてのいえシリーズ、どれも素敵なので全て揃えたくなってしまいます。
かいだてのいえはカルタ、うみの100かいだてのいえはミニブック、など使い分けても良いですね。
ところで、100かいだてのいえの作者、いわいとしおさんはもともとは絵本作家ではなく、メディアアーティスト。
子供の頃に母親から「もうおもちゃは買いません」と言われ、代わりに工作の道具や材料を与えられたことからものづくりに目覚めたのだとか。
そんないわいさんも今や一児の父、想像力溢れる魅力的な子育てもとても興味深いですよ。
いわいさんちの子育てを垣間見たいと思われた方にはこちらの書籍もおすすめです。